独り旅と一人旅、時々日常

自転車で北海道一周したことメインで書いてきます。たまに雑記かも

北海道part4 雨寒い

三日目

 

朝日が眩しく自然と起きた。7時くらいだった。

 

基本的に朝がめちゃくちゃ弱い僕だけれども、外にいると外界の刺激からか起きざるを得ない気がする。

 

そんなことを思いながら朝食の準備をする。昨日買ってきたコーンポタージュとパンを食べようと思い、コッヘルに水を入れ沸かそうとした。初めてのガスバーナーだったため取扱説明書を見ながら火を点けようとした。

 

しかし全く点かなかった。取説通りにやっているにもかかわらず、だ。

 

まさかの、父から借りたガスバーナーが壊れていたパターンである。わざわざ水を汲みに行ったのに無に帰してしまった。

「おおん」

そう呟き、私の優雅なブレックファーストは幕を閉じた。

 

 

ちなみに、ガスバーナーの故障を父に伝えたところ、そもそも僕が使う前には壊れていたらしく、ちょっとコツを掴めば点火できるらしい。まず壊れてるのを送らないで欲しいし、使える方法があるのなら先に言って欲しい。切に。

 

てかそもそも、父から送られてきたガスバーナーは2つあったし、片方はコツも何も要らずに使えるらしい。二分の1を外してしまったよう。悔しい。まあ、北海道行く前に動作確認くらいしろって話なんですが。

 

 

今日は釧路に向かうのみ。釧路の手前くらいに、美味しい豚丼のお店があるらしいのでそこでよるごはんを食べ予定。

 

豚丼といえば帯広とてころはあると思うんですが、今回は内陸部に入らないのでパスしました。

 

まず湧洞湖に向かった。湧洞湖は太平洋と湖を見渡す展望台があるらしいため、行ってみた。哀しいかな、めちゃくちゃ曇っていたため写真映えせず…ここで上げるのはやめときます。まあ湖と太平洋が同時に視界に入るのは珍しいし、湖の雰囲気も良いので割とおすすめ。

 

モンスターハンターやったことある人います?あれの2nd Gの沼地をちょっとクリーンにした感じなので気になった方はぜひ。ただ、釧路に向かうのであればちょっと距離が伸びてしまうので自転車の人だと微妙かも。

 

 

沼地探索を終えて豚丼に向かうところで雨が降ってきた。割と強めの雨である。この時の私は、レインウェアなるものを持っていなかったため、ひたすら雨に打たれ続けることになった。

 

おそらく雨の中自転車漕いだことのある人ならわかると思いますが、めちゃくちゃ寒い。なぜ気温20℃もいかない雨空のした、半袖半パンで自転車を漕がねばならないのか。

 

雨宿りすればええやん。とお思いでしょう。雨宿りする場所なんてないのです。建物なんてなかった。最寄りのコンビニですら50kmくらい離れていた。モヨってねえよぉ。最寄ってなんだよぉ。

 

 

 

雨に耐えながら豚丼のために漕ぐ。さっきも言った通り山だったので、当たり前のようにアップダウンが激しく、下りはアホみたいに寒かった。

 

一回登ってる時に後ろから車がやってきて、

 

「頑張れー」なんていう、ちびっこの声が聞こえた。かわいい。頭わしゃわしゃしてあげたい。

 

寒さに凍えながら豚丼のお店に着く。

 

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美味しそうでしょ。美味しかった。開店と同時に地元のサラリーマン的な方々が来店し賑わっていた。古き良き定食屋、みたいな雰囲気で落ち着いた。

 

しかも目の前でめちゃくちゃファイヤーしてるのが見れる。インスタ映え間違いなしですよたぶん。皆さんもぜひ。

 

ここから釧路は近かった記憶がある。そろそろ洗濯をしようということで、コインランドリーに向かい、近くのお風呂にも入った。気持ちよかった。

 

この温泉の駐車場に何やら重装備のライダーがいた。

 

「こんばんはー、北海道一周でもしてるんですか?」

「今日北海道一周終わったんですよ!」なんて言ってたので意気投合。外で盛り上がってしまった。

 

どうやらこのお兄さんは、毎年お盆休み付近で全国津々浦々回っているらしく、今年は北海道を走ったそう。そしてまさかのミュージシャン。

 

「売れないミュージシャンやってます(笑)」みたいな感じで自己紹介された。反応しづらかった。

 

そしてInstagramのアカウントをフォローさせてもらい、たくさん見させてもらった。なんだか独特な歌詞で頭に残った。皆さんも機会があれば聞いてみて欲しい。

 

「かずお爆弾」て方。ステッカーもらった。嬉しい。

 

かずお爆弾さんと別れ、本日の寝床へ。本日はネットカフェ。早く寝ようと思ってはいたが、つい弱虫ペダルを読んでいたら寝るのが遅くなってしまった。

 

ネカフェは誘惑が多い。まあ一晩2000円ほどで雨風凌げるので、誘惑に強い人はぜひ。

 

 

なんだかこの日は印象が薄い。前日までミウラさんがいたから濃かったのだろうか。アクシデントもなく、平和に漕げたためよしとしよう。

 

三日目

 

走行距離: 119km

 

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閑話休題 鼻血

鼻血が出ました。

 

今まで鼻血出ても5分くらいで治っていたんだけれども、今回は20分弱続きました。

 

「あー課題疲れたわー」なんて言いながら鼻をかんだんですよ。そしたら急に鼻血が。

 

ポタポタって感じで。なんか最初から勢い良かったんでびっくりでした。

 

「うーん、まあ5分くらいで止まるか」とか思って鼻を抑えていたのですが全然止まらない。

 

「これはやばいやつか?鼻の抑え方間違っているのか?」

 

と思い、鼻を抑えながら片手で「鼻血 抑える場所」みたいな感じで調べた。

 

検索結果を見てもよくわからなかった。何せ文章でつらつら鼻血の対処法なり原因なりが書いてあったのである。

 

自分史上最大級の鼻血祭りで焦りに焦っていたんです。そんな時にゆっくり文章読めますか?

 

「鼻血が出た時には下を向いて鼻翼を抑えましょう」と。

 

いや、鼻翼ってどこだよ。「鼻血の止め方」を調べてる人なんて大概焦ってるんだからそんな言われてもわからん。鼻翼なんて調べる冷静さもないわ。画像をくれ。画像を。一瞬でどうすればいいかわかるような。

 

逆に「鼻血の止め方!」みたいなサイトに訪れる人でじっくり文章読む人いるんか?ネットサーフィンしてて鼻血のサイトに辿り着いた人であれば読むだろうけど。そんな人いるか?

 

 

 

ということで、「How to stop 鼻血」系の記事を書くのであればまず初めに画像を載せていただきたい。わかりやすいやつ。そしてその後に詳しい説明を書けばいいと思います。大体の人はすぐに止め方を知りたいはずなので。

 

ちなみに、そのサイトとかには「20分以上鼻血が止まらなかったら救急車を」とか書いてあったから余計に焦った。煽るな。最悪の事態を想定するのは素晴らしいが今じゃない。最初の方にそんなショッキングなことを書くんじゃない。

 

 

ぜひ、これから先鼻血系の記事を書く人がいらっしゃったら参考にしてください。

 

ちなみに「鼻翼」はいわゆる「小鼻」です。鼻血を止めたいときは小鼻を強めに抑えましょう。

 

 

 

 

かくいう僕も文章で書いている。誰か頼んだ。図で。

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北海道part3 地獄のミウラ2

二日目 

 

「どんどん」

 

テントが揺れる。何者かに叩かれたらしい。最悪な目覚めだった。10何年ぶりのテント泊で気持ちよく寝ていたのに起こされてしまった。

 

「管理人さんか?もしかして受付が必要なキャンプサイトか?それか、そもそもここにテントを貼ってはいけなかったのかもしれない。まずい、急いで出なければ。」

 

焦りながらテントの入り口を開け、顔を出そうとする。体に激痛が走った。全くもって起き上がれない。筋肉痛である。久々の運動により、足腰が全て筋肉痛である。

 

誰かが外で僕を待ち構えている。早く出ないといけない。ぶっちゃけ中に閉じこもりたかったけれども、僕がキャンプ場に迷惑をかけている可能性も否定しきれないため、激痛に耐え、這いずってテントから顔を出した。

 

「そんな朝遅くて大丈夫?そろそろ出ないと間に合わないんじゃない?」

 

ミウラさんだった。

 

そして時計を見る。時刻は6時30分。僕が昨日かけた目覚ましが鳴るのは7時。

 

そう、僕の久しぶりのテントでの睡眠はミウラさんに妨害されたのだ。それに加え、筋肉痛で動けない状態から外に出させられたのだ。

 

辛い。辛すぎる。朝の30分をなんだと思ってるんだじじい。おい。

 

なんて思ったけれども、さすがに顔に出すわけにはいかないので、精一杯の営業スマイルで「ありがとうございますー」なんて言った。

 

 

 

まあ、ミウラさんは僕の心配をしてくれたわけだし多めに見ないとダメだ。まして旅先の出会いなんて奇跡みたいなもん。どうせこれから会わないんだろうし、良い印象でも植えつけてやるか。なんて。

 

こんな不毛な考えをしながらゆっくりご飯を食べていた。なんだか違和感がする。ミウラさんは準備ができているはずなのに全然出発しないのである。

 

「ん?これ俺のこと待ってるパターン?心なしか俺がご飯食べるの急かしてるように見えるぞ?いやこれ急かしてるな、確定だ。」

 

と見事に僕の察しのよさを発揮してしまったせいで優雅な朝食は終わりを迎えてしまった。「急いで口に詰め込まねば」そう思い口に詰め込む。

 

この日の朝食は、6枚切りのパンにジャムを乗っけたやつである。パンはバッグに入れたら潰れちゃうから全部食べよう、なんて思っていた。皆さま。食べたことありますか。焼いてない6枚切りのパンにママレードジャムを乗せたやつ×6枚。

 

口がパッサパサになるのである。パッサパサ。飲み物が水しかないし、味も全部一緒だしでめちゃくちゃ飽きる。食べづらい上に急いでいるため、それはもう、むせるむせる。

 

そんな僕の様子を見かねて、ミウラさんは先に出発することに。なんだかミウラさんの中では、一緒に走るのが決まってたぽい。僕は1人で走る気満々だったのでちょっと悪いことをしてしまった気がする。

 

と思ったけれど、考えるのも面倒くさいので、再びマイペースでパンを食べ、準備に取り掛かった。ちなみにパンは4枚しか食べれませんでした。結構お腹いっぱいになる。おかげさまで残りの2枚はバッグに。

 

 

準備を終え走り出す。徐々に筋肉痛が心地よくなっていくのを感じながら軽快に走った。なんだかんだ20分ほど走ったら合流した。ミウラさんと世間話をしながらゆっくり漕いでいった。

 

「ガタン」

 

急な大きい音と同時に僕の自転車が止まったのである。僕の手が勝手にブレーキしてるとかではなく。

 

「うおー」とかなんとか言って原因を探す。すぐに原因は見つかった。キャリアが外れていたのである。(荷物載っけるやつ。これが外れて後輪に接触したから急停止したよう)

 

ロードバイクの異音を確認しながら」

 

なんてカッコつけていたものの、気付いていなかったのである。ださ。

 

まあすぐ治して再出発。襟裳岬に向けてペダルを踏み出す。すると「もう俺置いて行きな。俺のペース遅くて疲れるでしょ」とミウラさん。我「あ、りょーかいです。襟裳岬で待ってますね」一瞬でギアを一つ上げ、去る。

 

このとき、改めて僕は人のペースに合わせることのできない社会不適合者であると感じると同時に、1人で行ける快適さに改めて気付いてしまったのである。

 

 

襟裳岬に近づくにつれ、アップダウンが大きくなる。下り坂では時速50kmほどのスピードが出る。30秒ほど下ると上りがやってきて、ようやく登れた、なんて思った瞬間に下ってまたしんどい上りである。

 

しんどかった。この時はそれほどロードバイクに慣れていなかったため、上りながら水を飲むとか下りでのペース配分とかもできていなかった。事前にロードバイクになれるの大事。

 

なんやかんやで襟裳岬に到着。

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観光客がいた。おそらくツアーかなんか。結構駐車場も大きくて驚いた。実際僕は

 

「わざわざこんな辺鄙なとこ来る人おらんやろ」

 

なんて思っていたけれども、結構な数の人がいた。

 

観光客のかた気の毒だよね。まあ写真見たら分かると思うけど、めちゃめちゃ霧がかかっていて面白みないもん。なんも見えん。

 

襟裳岬なんて夏は濃霧で景色が見れないなんて言われてるんだからわざわざここに来んでも。僕は達成感があったのでいいんですが。

 

景色を見る観光地はね、一日で複数箇所回れるスケジュールを立てないと一個残念だったときのショックが大きくなるよね。なんて思った。

 

だって襟裳岬なんて周りなんもないし主要都市からかなり離れてるからスケジューリングの観点から見たら絶対はずれよ。

 

 

話がそれた。

先ほどの看板を撮り、記念に自撮りもしてみた。むずかった。世の女性の方々はなぜあれほどまで自撮りに慣れていて、うまく写真を撮れるのでしょうか。うまく撮れないから諦めてサングラス着けながら写真とった。

 

そうこうしているうちにミウラさんが来た。2人で写真を撮り、世間話に花を咲かせていた。

 

ゆっくり話しているとまたまたミウラさんが僕を急かしてきた。ミウラさん準備が早い。早すぎる。なんで俺より30分遅く来て俺より準備早いんだよ。

 

僕は今朝急かされてとんでもない思いをしたので、その反省を活かし、「僕まだ時間かかるんで先行ってていいですよ!また会えたらいいですね!」なんて言って行ってもらった。

 

これですぐ出発して追いついたらいやだしな、思ってゆっくりご飯を食べた。今朝の残りのパン2枚である。ぺちゃんこだった。

 

今度は寝床に向け出発。トンネルが多かった。皆さん。トンネルって知っていますか。通ったことあります?自転車で。

 

あれね、とんでもなく辛いんです。まず寒い。陽の光がない。長ければ長いほどトンネルの中が冷える。2km以上のトンネルだと、入った瞬間に空気が冷える。5kmのトンネルもあって、とにかく寒かった。

 

そして飽きる。景色が全くもって変わらん。トンネル側面に「出口まで○メートル」なんて表記が目に入ってしまい進んでないように感じてしまう。あれ、授業中に何回も時計見て「なげえ」て感じるのと一緒。

 

極め付けが、トラックへの恐怖。僕たちロードバイク乗りは道交法上、車道を走ります、たぶん。大体のトンネルって歩道広くて自転車も通れると思うんだけど、あの辺のトンネルは歩道が狭くて自転車走れません。

 

それゆえ車道を走るわけなんだけども、いかんせん車道の脇が狭い。トラック怖いな、なんて思って歩道側によるとトラックが寄せて通っていく。皆さんが想像してるより近くを通っていく。ほんとにすれすれ。よく事故らんかったわ。

 

だからあえて車道の方に出て、トラックには大きく避けてもらう必要がある。ロードバイク初心者だと、トラックを避けたい一心で歩道側に寄ってしまうんだけど、それが一番危ないのでもし参考になれば。

 

 

つらーいトンネルを抜けるとまたトンネル。またトンネルを繰り返して、僕の心に限界が来てしまった。

 

前に進まないのである。いくら力を出しても空回りしているよう。どうやっても進めず、ついには道端に座り込んでしまった。

 

補給食を食べて頑張ろう。そう思い漕ぎ始めたもののやはり進まず、また止まってしまう。

 

「どうしよ、このままじゃキャンプ場に行けないし、そもそもコンビニすらなくて休憩すらできない。リタイアしたい…」

 

やるせない気持ちでいると、正面からライダーが手を振ってきた。対向車線を走っていて、直接声を掛けられたわけではないけれども元気がでた。

 

力を振り絞って漕ぎ始める。時折、「頑張れ」なんて声をかけてくれるライダーさんもいた。

 

たくさんの通りすがりの応援のおかげでどうにかキャンプ場に辿り着くことができた。本当にしんどい時の応援ほど心に染みるものはないと実感した。

 

実はキャンプ場付近でミウラさんに自転車を見つけたんだけれども、絡まれるのが嫌だったのでそのままスルーしました。すみません、ミウラさん。

 

キャンプ場に着いたらすぐ寝てしまっていた。疲れていたのだろう。肉体的に疲れているのはもちろんだけれども、精神的疲労の方が僕は嫌だな、なんて。

 

 

二日目

走行距離:145km

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北海道part2 地獄のミウラ

一日目 自転車漕ぎ出す日からカウントし直します。

 

前回の感動的な別れの後、自転車をしっかり組み立てる。ぶっちゃけ、自転車の組み立てとかバラすのとかは家の中で、Youtubeを見ながらやっったことしかなかったためめちゃくちゃ時間かかった。たぶん30分くらいかかった。しかも荷物乗っけるのすら慣れていないため余計に手間取った。

 

そんなこんなでようやく漕ぎ出す。ロードバイクの異音、サイクルコンピューター(速度計、ナビにもなる。以下、サイコン)の使い方を確認しながら、昼食を取るために最寄りのコンビニへ。苫小牧港から3kmのセブンイレブンで、ソーセージマヨパン(なんでここまで商品名を鮮明に覚えているかは知らん)を買って食べた。美味しかった。

 

初日は110km進む予定。フェリーの中で、Sくんと話し合いながら決めた。110km進むて言ってますけど、それまでは一日で70km漕いだ事しかなく、初っ端からだいぶチャレンジだった。そもそもロードバイクに乗った回数すら片手で数えられるくらい。なんか見栄張っちゃった。別に競う訳でもないのに。アホ。

 

「110kmも漕げるかな、おしり痛くならないかな」なんて不満に思いながら漕いでいた。そう、知らない人多いと思うんですけど、ロードバイクってサドル細いんですよ。だから長時間乗っていたらおしりが痛くなるんです。もちろん、正しいフォームで漕げてたり、自分のおしりにあったサドルだったりすると痛くないです、さほど。

 

まあこの時の僕はそんなこと知らないんで、「ケツいてーんだよ!」とか言ってロードバイクに乗るのが億劫になってました。だから買って数回しか乗らなかったし、それゆえ余計に正しい漕ぎ方が身に付かなかった。話が逸れた。

 

 

30分もすると視界が一気に開けた。The 北海道的な道で、見渡す限り建造物がなかった。興奮していて写真撮り忘れてたんですけど、僕の頭の中には、今でも鮮明に残ってます。たぶん、苫小牧港から反時計回りに北海道を回る人ならおそらくわかる。見たい人は是非。おそらく、気持ち良すぎて「うひゃー」なんて言いながら自転車漕ぎます。僕みたいに。

 

そんなこんなで、人生初のセイコーマートに感動してひたすら漕いでいたら目的地付近に。「目的地付近なので案内を終了します」的なことをサイコンが言ってきた。ちなみにこの日の目的地は三石海浜公園というところ。明らかに海浜公園ではないのである。なんだったら牧場。乗馬してる人いた。潮の香りなんてしない。馬糞くせえ。まあ、この時徐々に暗くなってきていて少し焦る。

 

「ん?サイコン使い物になんねーじゃん。携帯使うか?」とか思いながら、Google マップにナビしてもらう。すぐついた。とは言っても、ナビを信用し切っていて、「今日は終わり!」なんて意気込んでたからぶっちゃけ地獄だった。残りの3kmが遠いし暗い。街頭はほとんどなく、頼れるのは自分の一本のライトだけ。徐々に霧も立ち込め、つらくなっていく中なんとかして辿り着いた。

 

命からがら?辿り着き、テントを建てられる場所を探す。『ツーリングマップル』ていう情報誌には、「キャンプ可」て書いてあったからいけるでしょ、ということで適当に散策した。するとなんだかテントのようなものがあった。テントの隣に自転車もある。

 

「あ!チャリダー!初日に人と会える!うれぴ!あ、ビアンキのマウンテンバイクだ!しかもチェレステカラー(まあ、水色。ビアンキていう自転車メーカーの代表色みたいなやつ)だ!100%おしゃボーイじゃん!しかもテントモンベルのじゃん!金持ちおしゃボーイだ!」なんて期待しながらウッキウキで話しかける。

 

おじいちゃんだった。ばっちばちのおじいちゃん。ごめん、おじいちゃんだって可愛い水色の自転車乗るよね。決めつけは良くない。と、心の中で平謝りしながらおじいちゃんと楽しく会話した。

 

何を隠そう、このおじいちゃんこそミウラさんである。この時はまだ、「楽しいなー、ミウラさんおもしろーい」なんて思ってた。

 

たのし〜く話していると、どうやら明日のルートがほぼ一緒だということが判明した。翌日の寝床もなんだか近いし、楽しみーなんて感じで寝た。ミウラさんはすぐ寝ていたものの、僕は全然寝れなかった。翌日の細かいルート設定、準備、そして使えないサイコンの調整をしていたら遅くなってしまったのだ。

 

ちなみにこの日の目的地がずれていたのはサイコンのせいではなかった。では誰のせいか。そう、僕のせいである。「このサイコン使えねーよー」なんて嘆いていたら使えないのは僕の方だった。草。

 

一日目

走行距離: 110km

 

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北海道part1 フェリーの思ひ出

今回はようやく旅の始まりです。それでは。

 

一日目

寝坊する。そもそも準備が終わらず、朝6時頃にベッドに入ったのだ。何が必要かわからず、ググって、荷物を詰めて、積んで、を繰り返していたらいつの間にか朝だった。寝なければいけないが準備が終わらない。ようやく終わって一安心しなんとか寝る。起きる。12時だった。11時頃に起きてJRでひたすら乗り継ぐ予定だったにもかかわらずだ。「やばい。間に合わない」なんて思いながら新幹線の時刻表を調べて最寄駅に向かった。

 

まあ新幹線にしたところで全く余裕がない。駅のホームまで小走りで向かった。8月の関西、そして計30kgの荷物を持ちながらだったため汗だく。地獄や、なんて思ってたら京都駅のエスカレーターでおばあちゃんに話しかけられた。

 

「あら!大きい荷物持って!何すんの?」

「これ、自転車なんですよー。こいつで北海道一周するんですよー」

「あらあら、がんばってねぇ」

と軽くやりとりをした。「人のあたたかみを知りたい」という僕の隠れたミッションがすでにクリアされた。おおん。

 

ホームに向かう途中、エレベーターのボタンが押せずに困っていた。すると外国人の方が笑顔でボタンを押して助けてくれた。温かい人ばかりで幸せだった。

 

ようやく新幹線に乗り、名古屋まで揺られる。「あー、本当に行くんか」とか思ってたらいつの間にか着いた。そこからJR、地下鉄を乗り継ぎ、名古屋港に到着した。名古屋港って言ってもフェリー乗り場ってたくさんあるんですよ。2、3個くらい。そんなことは露知らず、適当にネットで調べた名古屋港に。

 

案の定違う名古屋港に到着。そこから急いでタクシーを捕まえた。運転手さん曰く、割と違う名古屋港に行く人は多いらしい。しかも車で30分ほどかかるので、「え、30分もかかんの?間に合わないじゃん!やべえ」みたいになる人が多いらしい。まあ僕なんですけども。

 

そんな感じで鬼ほど焦っていたため、ぶっちゃけ運転手さんとの会話はほとんど覚えていない。しかしこれだけは覚えている。

 

「君北海道行くの?北海道か〜 北海道ね〜」

「今からもう楽しみなんですよー」

「そうかそうか! 北海道はでっかいどう!てね!ははっ!」

 

 

 

そこから無言の10分間を耐え、真の名古屋港、フェリー乗り場に。受付を済ませ、指示通りに廊下を進む。しかし肝心のフェリーが見えてこない。不安になるけれども、標識のようなものがあるためひたすらに歩き続けた。この時も自転車+荷物の計30kgで両手が塞がれ、限界寸前だった。そもそもフェリーの受付から乗船までこんな長い廊下通るなんて聞いてねえよ、限界寸前てかとっくに限界だよ。なんて思いながら歩いていると視界が急に眩しくなった。

 

「乗船ありがとうございます!」

どうやらようやく乗船。半端ない疲労感のもとチケットを取り出し、お姉さんに渡す。

 

「大きい荷物ですね、大変だったでしょう?手伝いましょうか?」と、お姉さん。

疲れた私の心の深くしみた。結婚して欲しかった。

 

最低限の荷物だけ持ち客室に向かった。

 

ふんふふーん。上機嫌に鼻歌を歌いながら部屋に入る。

 

人がいた。しかもバッチリ目があった。ゴツいけど爽やかなイケメンだった。互いに話しかけてみようかなオーラを漂わせながら準備をしていたら相手が話しかけてくれた。

 

彼をSくんとする。Sくんは同期で、名古屋の専門学生らしい。いろいろ話していると、どうやら彼はバイクで北海道を一周するらしい。学校の課題もそれでこなして一石二鳥的なことを言っていた。一般的な大学生より専門学生の方がよっぽど真面目だよな、もはや話していてこっちが恥ずかしい、なんて思った。

 

まあ、そんなこんなでSくんと意気投合し話し合っていると、優しそうな顔のお兄さんが部屋に。Mさんとでもする。お兄さん、とはいうもののぶっちゃけ年齢が全く予想出来ず、適当に会話を始めた。Sくんみたいに歳が近そうだったり、若そうだったりしたら「学生ですか?」なんて聞けるんだけど、その入り出しは厳しそうだった。なにせ老け顔なのである。そしてまた1人部屋に入ってきた。坊主である。あだ名は「まりも」この人もまた老け顔である。

 

こっちが話題に困っているところを見かねてか、「君たち学生かい?」みたいなパスを出してくれた。

「学生ですー!僕たち今20歳でー!」

「僕らも学生だよ!21歳!」

ここで僕とSくんが目を合わせる。「え。まじ?学生?」みたいな感じだった。あれはまじで学生じゃなかった。顔が。貫禄すらあった。

 

結局、名古屋港で乗ったのはこの4人で、仲良く話して過ごした。ちなみに、僕以外の3人はみんなバイクで北海道をツーリングするようで、会話に混ざれないことが多々あった。バイクの種類とか知らねえよ、なんて思ってたけど楽しそうに話してるから僕もバイクが欲しくなった。

 

夜ご飯を4人で食べ、夜に。Sくんが

「ひまっすね、甲板行きましょ!」と。4人ともノリノリで甲板に向かった。

 

やはり夜の甲板は風が強かった。そして、夜空が綺麗だった。ついさっきまで会ったこともないような4人で、今まで見たこともないほど美しい星空。写真には収められなかったけれども、あの景色と感動は今でも忘れられない。

 

 

 

二日目

次の日の北海道の計画を立て、のんびりしていた。

 

「うわ、電波届いてねえじゃん!Wi-Fi有料じゃねえか、ろくに計画立てらんねーよ(笑)」

 

なんてみんなで笑い合っていると仙台港に。今回のフェリーは、名古屋発、仙台経由苫小牧着で、仙台には3時間ほど泊まるらしかった。その間、下船できるらしく、4人で仙台港近くのイオンに行くことに。そこでは各々買い足しをして、牛タンを食べた。彼ら3人は名古屋付近で生まれ育っていたため、仙台の牛タン食べたい!とか言って盛り上がってた。無事牛タンを食し、幸せムードでフェリーに戻った。

 

するとなんだか見知らぬ人が4、5人部屋に。仙台港で乗ってきた人たちである。仙台で乗ってきた人とも仲良くなれるかな、とか思ってたけどみんな話しかけるなオーラがすごくてそれどころじゃなかった。

 

まあ明日から旅が始まるししっかり寝よか、みたいな感じで寝た。

 

 

三日目

起床後すぐ、各々下船の準備を始めた。賑やかに準備をしているけれども、「この3人とはもう会えないかもしれないな」と思い、この喜びを噛みしめながら話し合っていた。過ぎて欲しくない時間ほど早く過ぎてしまうもので、旅の始まりより、この別れの寂しさの方が大きかった。

 

そんなこんなで最後の最後に、甲板で写真を撮り、下船後すぐ集まることに。

 

北海道上陸後、雲一つない晴天の下、ゆっくり、ロードバイクを組み立てる。様々なライダーが出発の準備をしたり、別れの挨拶をしている。僕達も別れをしないといけない、そう思っていた。別れ、ではあるし、寂しい気持ちもあった。けれども、4人で、「また会おうね」なんて話しているうちに、自分、あの3人の旅の始まりだ、と感じるようになった。いつの間にか、胸が高揚感でいっぱいになっていた。

 

今でもあの高揚感、苫小牧港の景色、青空、「頑張れ、頑張って」という心からの応援は記憶に深く刻まれている。

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僕の個人的な考えだけれども、初めての長距離旅のスタートはフェリーを使うべきなのかもしれない。ロードバイクに限らず、バイクや車、徒歩だとしても、僕はフェリーを推す。もちろん、新幹線だったり、自走で目的地に向かった方が早いし細かい調整をしやすい。けれども、人との出会いが減ってしまう。フェリーであの3人に出会えたから、僕は良いスタートを切れたのだと思う。「出会い」を期待しているのであれば、是非ともフェリーを使ってみてほしい。そして、非常に遅いフェリーだからこそ、長い旅路を経るからこそ、船内での思い出が濃く残るし、甲板で写真を取り合い最後の会話を楽しめる。そして、ゆっくり陸地に近づくのが目に見えているから旅の始まりを強く感じられるのではないか。

 

これを読んだ人が1人でも多くフェリーで良い出会いを経験できたらな、なんて。

 

準備、費用とか。計画性の大事さを知る。

今回は北海道一周に必要だった準備物なりかかった費用なりを箇条書き、時折文章でつらつら書いてきます。

 

三週間にわたる旅だったんで参考になる人もならん人もいると思うけど、「あ、旅てこういうの必要なんだ」程度に見てください。まあ旅に出る人は僕のこのリストを参考にして楽しめるようがんばってちょ。

 

 

準備物

  • 準備物(価格(単位:万円))て感じで以下いきます
  • 自転車(15)
  • ヘルメット(1)
  • ライト(前後)(1)
  • サイクルコンピューター(サイコン)(2) あの、GPSでログとったりスピードとか表示してくれるやつ。
  • SPDの靴とペダル。(2)なんぞやと。これは靴とペダルをくっつけて速くこげるようになるよていうアイテム
  • サイクルグローブ(0.1)
  • ジャージ(0.2) 今回は普通の半袖半パンの格好で行ったんでピチピチタイツではなかった。
  • サングラス(0.5)
  • 輪行袋(0.2?) この袋にいれると自転車を電車とかに持ち込める。
  • ミニポンプ(0.2)
  • サイドバッグとキャリア(2.3)本来は1.8

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    こんな感じの、後ろにつけるバッグとそれを乗っけるやつのこと。

キャンプ用品

  • テント
  • バーナー
  • マット
  • コッヘル(ちっちゃい鍋みたいなやつ。クッカー。)
  • 寝袋(0.2)
  • 簡易箸(0.2)
  • 椅子(0.1)
  • 机(0.3)

 

てな感じ。テント、バーナー、マット、コッヘルは父上に借りたんで抑えられました。これらを揃えると2.5万円くらい。

 

ほんでこいつら除いた総準備費は、約25万円てことになります。もし自転車から揃えて旅したいよて人はこんくらいかかっちゃう。高いね。

 

まあぼくは自転車、ヘルメット、ライトだけはあったんで7, 8万円で済みましたわ。

 

キャンプ用品を一から揃えた場合3万円ほど増えるから10万円くらいちゃう。余程心配性の人じゃない限り。

 

移動費

  • 京都~名古屋(新幹線)
  • 名古屋~苫小牧(フェリー)

で15000円ほど。

帰りは青春18きっぷ。9000円くらい。まあ行きも帰りも両方後で書くけど、行きは楽しかった。返り地獄。静岡なげえ。

 

旅費

食費なり宿泊費なり書いてきます。

食費43139 内訳 

  • 食料品(具材、補給食、水分とか)23400
  • お菓子類 4352
  • 朝ごはん 2607
  • 昼ごはん 6542
  • 夜ごはん 6198

て感じ。

 

食料品は基本的にパスタ。キャンプ飯を作れるようになってからはひたすら作ってた。補給食は、カロメや、ソイジョイクリーム玄米ブランとか。自転車こいでるとめちゃくちゃ腹へるから補給食は必須だし水も必要なんで高くなった。

 

朝ごはんは基本的に100円で4つ入ってるパン。コスパ重視。昼はカップラーメン、夜はパスタ。上の昼ごはん代には補給食とかもちょいちょい含まれてるから実際はもうちょい減るかな。夜ごはんは、基本的にパスタなんだけども、最初の方はお金の配分を考えていなかったためコンビニなり外食なりで済ませてた。これのおかげで?最後に半ば地獄を見ることに。

 

日用雑貨 17000

高いな。なんでやろ思たらレインウェア買ったからだった。そう、わざわざ旅の途中にレインウェアを買った。最初に買っておけ、アホ。まあ買うのが面倒くさかったからしゃーないか。 

 

宿泊費 12635

 内訳 ネカフェ 5000

    ライダーズハウス 2500, 1300, 680,                680

    オスパ 2200

今回は台風が2回直撃したため、ネカフェに2回、ライダーズハウスに2回泊まった。残りは周りにキャンプ場がなかったりなんとなく泊まっておきたいな思って泊まった。

ちなみにオスパは小樽にある24時間営業の銭湯です。

 

お金に関してはおそらくこんなもん。あ、あと色々な入館料はメモってないからわかりません。網走刑務所くらいかな、お金かかったの。

 

北海道は無料のキャンプ場が非常に多くて助かった。有料でも200円くらいだし全然安くてキレイて感じ。

 

計画性


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見て、このリスト。出発直前に大量に買ったんです。おかげさまで、出発当日になっても準備が終わらず、寝坊&途中、仙台港で(フェリーで降りたため)色々買い足すことになった。まあ旅は不足を楽しむもんでもあるし、足りなくてもいいじゃんとか思うかもしらん。そういうのもおもしろそうだし、次の旅では最低限の装備で行こうと思ってるんだけど、はじめての旅で、知り合いがいないところで物が不足したら死んでしまう。ゆえにたくさん買いました。

 

旅の途中でたくさん買い足したけど結局使わないやつとかあったし、そもそも持ってったのに使わなかったのも大量にあった。それゆえお金がどんどんかかってしまいましたわ。

 

みなさんは計画性をもって準備しましょね。

 

北海道なら一周できそうじゃね?

北海道一周をした理由

 

自分でもはっきりはわからない。まあでも「旅」をしたかったからだと思う。ご存じだろうか、喜多川泰さんの『また必ず会おうと誰もがいった』という本。あらすじを軽く

 

ひょんなことから東京から熊本に帰るまでの足を失ってしまった主人公が、様々な人と出会い、学び、成長しながら帰る物語。

 

て感じの本です。僕この本をはじめて読んだときからなんかこう「ビビっ」と来るものがありまして「旅」に憧れ始めたんです。

 

主人公が自分の力で、周りの人の力を多分に借りながら、たくさんの人と出会いながら東京から熊本に帰ったのをみて、胸の中の何かが騒いだのだと思う。人と人とのつながりって素晴らしいんだな、自分も人と出会って成長したいなと思ったことが始まりなのかなと今書きながら思ってます。

 

ちなみに私は大の一人好きなんですけども、それと同じくらい、いやちょっと盛ったわ、まあ人が好きなんです。いろんな人がいる中で互いに支えあって生きていく、そうあってほしい、そうしていきたい、そんな考えをするようになりました。

 

この本の主人公のように旅をしよう、自分の力で成長していきたいな、ということで旅に出たんです。

 

なんで自転車なん?

 

旅を始めた理由はこんなもんです。んじゃなんで自転車なん?クルマとかバイクでよくね?それか歩きでもいいじゃん。と思われる方多いと思います。これにも理由があるんです。

 

まず免許持ってねえ。当たり前だけどクルマもないしバイクもねえ。これから揃えたらアホほどお金がかかってしまう。

 

んじゃ原チャは?後で言います。 

 

なんで歩きじゃないか。遅いからである。遅い、遅すぎる。一日30kmくらいしか進まん。そんなんやったら北海道でも三ヶ月弱かかってしまうわ。まあ、四国お遍路は歩きでやってみたいけど。僕高校の世界史の先生が大好きだったんですけど、その先生がお遍路やってて。その感想が面白かったからやってみたいんよね。

 

あとその先生がお遍路中に車に乗る機会があったときに、景色が全然見れなかったそうです。クルマ速すぎて。

 

ここで自転車。やるからには人力でやりたかったんです。原チャだったらすぐ免許とれるし安いけれども自分の足じゃない。ただひねるだけじゃないですか。けれども自転車は人力。しかも人力で最速の乗り物である。ほんで景色もまあまあ見れる。これはもう自転車しかないじゃないですか。

 

まあ弱虫ペダルが好きだったり、『つば旅』というインターネット小説の作者が自転車で日本一周?してたのも理由の一つ。この作品がまたおもしろくてものすごく自転車旅したくなるんです。今回の旅ではこの作者さんおすすめスポット結構まわってます。

 

ということで、もしかしたら色々な人と出会えるかもしれない、今まで会うことのなかった人と一緒に走るかもしれないというロマンに包まれ北海道一周することにしました。